白血病猫、永眠。

syuku2003-01-10

結局、コタツで添い寝。
朝10時起床。
祝々は相変わらず息が荒いけど、自力でトイレに行く。


昼休み、獣医に連れて行くため帰宅すると、
いつものようにコタツに入ったまま、顔だけだしている。
今日も洗濯ネットに入れず、ショールにくるんで自転車のカゴへ。
顔をのぞかせしきりに出たがる。
天神前付近でカゴから上半身を乗り出し、頭をぐるぐると回転させる。
てんかんに似た症状。


診察台に上げた途端、全身痙攣。
先生も緊迫した様子でレントゲン台に祝々をのせる。
祝々は手脚をつっぱらせ、頭をしきりに振りながら
うーーと低い声で唸ってる。
先生に「もう入院はしませんね?おうちで看取ってあげられますね?」
と、確認され頷く。そうこうしてるうちに痙攣がひどくなり
安楽死という方法もあるけど、僕は勧められない」と言いながら
なんとか痙攣を止めるために、祝々の前脚に注射をしようとしたが、
なかなか血管が出てこない。
みんなで祝々を押さえ付け、仕方なく背中に注射。



そして、静かになった祝々。
「今、心臓が止まりました。もう蘇生させない方がいいですね」と聞かれ頷く。
抱っこしててあげてくださいと祝々を手渡され抱きかかえると、
もう目を剥いている。
まだ暖かいのに、ぐんにゃりした祝々。全身柔らかい塊。


10分ほど抱いた後、先生に死亡確認をしてもらい、病院を後にする。
先生に、祝々もアナタもよく頑張ったと慰めていただき、凄く残念がって貰えた。
祝々をショールに包み、先生に挨拶をしようとしたけどまともに出来ない。
今日は診察料を取ってもらえない上、
先生から「チカラになれなくて」と謝られたけど、
お世話になった先生と一緒に祝々を見送れてほんとうに良かった。



帰途、もう自転車の振動を気にしなくていいんだなと、
塊になった祝々を見て思う。
浜街道に出た時、何故かチェーンが外れた。こんなの初めて。
部屋に連れて帰り、祝々を抱いて一緒に写メを撮る。
まだ暖かい祝々。ぐんにゃりした祝々。
とりあえず、祝々がいつも入っていたダンボールに寝かせ、
部屋が散乱してたので、お葬式を出せるように片づけをはじめる。
祝々を北枕に寝かせ、再出社。



落ち着かなくちゃと思うのに、涙が止まらない。
何度もトイレに入っては顔を作ったけど、やっぱり無理そうなので、
急ぎの仕事だけ終わらせ早退させて貰う。
帰りに白いトルコ桔梗を買って、祝々の元へ。
なんか、少し固くなった気がする。
半目を開けていたので、閉じてあげる。
先生から、できるなら埋めてあげてと言われていたので、
父に電話で相談したら穴を掘ってくれるそう。
良かった。祝々の眠り先が決まったよ。